規矩術(きくじゅつ)用語
隅木を入れるときの基準となる墨の一つ
隅木を入れるときの基準となる墨は、出中 本中 入中 と、3ヶ所ある
入中とは、その中の、桁芯と隅木の側面が、交わるところの内側の点 隅木の側面が2面あるので、入中は、2箇所ある
出中とは、その中の、桁芯と隅木の側面が、交わるところの外側の点 隅木の側面が2面あるので、出中も、2箇所ある
入中、出中を、隅木の側面に写し書きし、それの立水墨をそれぞれ入中墨 出中墨という
本中とは、隅木の芯と桁芯の交点
桁芯2本と隅木芯1本の芯は、1箇所で、交わる
これを隅木の側面まで出しその立水墨を、本中墨(ほんなかすみ)
隅木の長さや隅木の出は、入中墨から、決める。
たる木割りは、出中墨から、決める。
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