鉋とは、木材の表面を削り取り木材の表面を平滑に整える大工道具。
上の写真は、
鉋の種類の一つで、平鉋(台鉋)
もっとも、一般的なもの
ほとんどの国の
鉋は、押して使うが、日本の
鉋は、引いて使うようになっている
これは、日本の建築に使用する木材が、杉
桧 などのやわらかい木材が主流になっているのに対して、
他の国の木材は、硬く押して使う
鉋が、主流となっている。
鉋の各部分にも、名称があります。
鉋台、鉋身、裏金、裏金止めの4つの部分からなります
鉋台
鉋の木の台の部分 写真でいうと 私の持っている木の部分をいう
ナラ ブナ 樫 カエデ 欅 鍬 ヒイラギなどの硬い木からなる
鉋台は、写真の一番向うが、台頭
こちらに見えている面が、台尻
裏金止めが見える面が、上端(甲)
細い穴があり刃先が、見えている面が、下端
その細い穴を 刃口
鉋身の表が当る部分を表なじみという
鉋身
鉋の刃に当る金属の部分で、裏金と鉋台の間の金属を鉋身
鉋身今写真で見えているほうが、裏
鉋台にあたっている部分が、表
写真の一番上の部分で、丸くなっている部分が、頭
この写真では見えないが、いつも研いで、きらきら輝いている部分が、鋼
鋼の両側で、角の部分が、耳
裏のへこんでいる部分が、裏刃
裏金 2枚鉋の鉋身と裏金止めの間にある小さな金で、写真の黒い金の部分をいう
裏金も同じように、端のとんがっている部分で、上の端を耳という
この裏金により、刃先の木材への食い込みが、少なくなる
裏金止め 鉋台の横に穴をあけそれに貫通して通される細い丸い釘のような金属の部分をいう
これにより、鉋身と裏金を抑える役割をしている
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上の写真は、少し小さい平鉋
上の写真も、
鉋で、面取り鉋 面の大きさを、変えられる
鉋
上の写真は、底決鉋
上の写真は、外丸鉋
上の写真は、内丸鉋
上の写真は、荒決り鉋(あらじゃくり)、
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他にも、
鉋の種類としては
長台鉋、
大鉋、
小鉋、
飛行機鉋、
際鉋(きわがんな)、
カーブ際鉋、
二徳鉋、
五徳鉋、
脇取鉋、
底取り鉋、
基市決り鉋、
太枘決り鉋(だぼしゃくりかんな)、
機械決り鉋、
面取り鉋(銀杏面、坊主面、
几帳面など面によって沢山の種類がある)、
南京鉋、
舟底鉋、
豆鉋せめ鉋反り台鉋、
蟻決り鉋、
印籠鉋、
自由実鉋、
ガラス溝決り鉋、
樋鉋、
台直し鉋、
槍鉋
などの種類がある
鉋の用語としては、
仕込み勾配
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糸裏
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裏出し
鉋枕
鉋目
などがある
画像付き
カンナkannna鉋
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