蛭環(ひるかん)、蛭鉤(ひるかぎ)ともいう
茶室の吊り釜を天井から吊るすための釘で、
取り付け方は、引独鈷と同様 天井裏から、楔でとめるまた、取り付け位置と鎖のかかる位置が、少しずれるので、注意が必要となる
吊り釜が、炉の中心に来ないと具合悪く
また、宗派により、蛭釘の向きが、決められているばあいがあるので、さらに注意する必要がある
(通常は、蛭釘のフックの先が、表千家の場合、上座方向に向き 裏千家は下座方向 をむけるとされているばあいが、多いようだが、
床の間 の方をむけるとされているものもあり また、地域により違う場合もあるので、残念ながら、とてもむずかしい)
また、この釘はとても値段が高いので、釘一本でも馬鹿にならない重要な釘である
上の指差しているのが、蛭釘 この場合は、少し、寸胴で、本物の蛭のように、先が、細いものの方が多い。
いずれにしても、蛭が、天井にくっついているようにみえる(?)釘
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画像付きhirukugiひる釘ヒルクギ
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