不審菴とは、
千利休が、大徳寺門前の自分の屋敷内に建てた茶室が、
不審菴の始まりで、小庵が秀吉から拝領した地に再興して、現在に至る。
今は、 京都市上京区堀川寺之内を西に行き一筋目(小川通り)を北に上がった東側にある
表千家の代表的な
茶室。庭園が、名勝になっている。
千利休の孫にあたる
宗旦が、 仙叟宗室(せんそうそうしつ)とともに、隠居し(裏千家となる)、、表千家を江岑宗左(こうしんそうさ)、に譲った、
その表千家の代表的な
茶室が、
不審菴である。
不審菴は、
今日庵 (裏千家)の表にある。
1646年ごろ今の原型ができたが、現在の
茶室 は、1913年に再建されたものである。
内部は平三畳台目
下座床 。
茶道口横に、2重棚がつき、
中柱 と壁がある。
点前座 の長手方向の壁側に、脇板を付けている。
点前座 の壁は、2重だな以外の部分は、杉板の高さ1尺5寸ほどの腰板を壁に貼っている。
点前畳と
客畳の間に真ん中がほんの少し曲がった中柱(
皮付)をたてて、
袖壁を畳から2尺2寸ほどあけて白竹の壁止まりをつけ その上を中塗り壁としている。
客座の方は、挟み敷居挟み鴨居の
躙口から上がると、
正面に奥行きが半間ない幅、4尺5寸ほどの床がある。
床柱 は、赤松の皮付き丸太
落し掛けより、1尺2寸下がって、
床柱に花掛け釘
床框は、北山丸太 壁側の柱は、
あて丸太
床の正面壁に高さ1.1mほどに中釘付き。
床の左には、火灯口の給仕口がある。
壁は、
床の間以外は、
湊紙が貼られている。
床の右は、
躙口のすぐに腰上の引違の障子が入り外部は、連子がついて、
連子窓となる。
天井は、床は鏡天井
床から半間は、こも天井の
平天井で、廻りはこぶし皮付き丸太
躙口から半間が、傾斜のついた天井で、掛け込み天井となる。
掛け込み天井の壁止まりは、赤松
皮付き
一部突き上げ窓がある。
また
点前座 は、さらに
落ち天井となる。
外部の屋根は、こけら 大和葺 白竹の垂木
足元、猫石の上に白竹の壁止まり付き。
不審庵fusinnannフシンアン
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京都 京町家改修用語集 用語、専門語の解説、説明
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(杉板君 杉板クン すぎいたくん スギイタクン)
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