頤神室とは
相国寺塔頭 慈照院(じしょういん)にある
茶室 その道中には胡蝶侘助 菱型手水鉢があり
茶室は宗旦狐の伝説が残る。
頤神とは、精神を養うという意味であるという。
昕淑顕啅(きんしゅくけんたく)と
千宗旦の合作で、
宗旦好みの
茶室である。
出来上がった茶室を披露するときに、
本来は、
宗旦がお点前を披露される予定であったのに
何者かが一足先に来てお茶をたてて出されていたという。
そこへ 本物の
宗旦が、
「えらい遅くなりました。
私に成り代わって, お点前をしていただき。・・・」
といい来られたという。
このうようなことが起こったのが、 伝説の始まり。
四畳半下座床。
躙口はなく
貴人口の引違の腰つき障子の横に
宗旦狐が、逃げる時に開けたといわれる
下地窓がある。
もともとは、
貴人口のかわりに、
躙口が、あったのではないかとも言われている。
その掛け障子のかかる下地窓のちょうど折兼の横に、
丸い窓に引分けの障子のはいる持仏堂があり
黒楽茶碗を持った粟田焼の布袋像があるのだが、
その布袋さんの首は利休さんの首とすり替えられるようになっている。
ただ、この布袋さんの首と利休さんの首は、
ほとんど違いは判らない。
利休の首は世間体があり飾ることができなかったといわれている。
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京都 京町家改修用語集 用語、専門語の解説、説明
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