ぱちったとは?(盗んだ 京ことば)
「
ぱちった 」とは「盗んだ」のこと。
ぱちった ぱちる ぱちって ぱちっとく などと変化する。ぱちるは、拝借する。置いてあったので、ひらって そのまま もらっておくなど、本格的でない軽い盗み。
似たような単語で、「ぱくる」も「盗む」の意味だが、こちらのほうが、本格的に盗んでいる。どちらかというと罪は重い。
使用例)
標準語
「雨降って きたので、そこのエルメスの傘 かしてあげるから、 持っていってね。」
「そんな 偽物の傘 盗んだんでは、ないでしょうか。そのようなものれは、いりません。」
――しばらくして――
「あれ・・・雨が強くなってきました。」
「びしょ濡れになってきてしまった。」
↓↓↓
京ことば
「雨降って
きはった さかいに、このエルメスの傘 かしてあげるし、 持っていきーな」
「そんな
ぱっちもんの傘
ぱちったん
ちゃうん。 そんなん
いらん わ」
――しばらくして――
「あれ・・・雨が、
ぎょーさん降ってきはった。」
「
どぼどぼ になって
しもた。」
使用頻度は 最近は、すくない
京都弁 変換
京都 京町家改修用語集 用語、専門語の解説、説明
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