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廣誠院庭園とは?(こうせいいんていえん)



廣誠院庭園とは,木屋町二条南西角にある 臨済宗のお寺の日本庭園で、  京都市指定名勝。




明治のころ、このあたりは、長州藩の藩邸であり、その後 伊集院兼常の邸宅となったところである。
東側に高瀬川がありその水を、庭に取り入れ、茶室の下を川が流れている。


この書院の軒は、長く、深い また、南東端に1本 川(池)の石の上に丸太で、
支えられているだけにみえて、軽やかである。 この深い軒は、南から東にまわっている。
軒は、杉皮仕上げで、午前中10時から11時ごろ なら、天気がよければ、池が、光を反射してくれる。
聞くところによると、庭にある石橋は、とても長く1本で 割れそうなので、
予防のため、コンクリートで、補強をする計画があるそうです。


縁の手摺も、意匠が、素晴らしく、伊集院兼常が、
当初庭園を作庭したとされる對龍山荘(たいりゅうさんそう)の手摺によく似ている。
書院の南側の濡縁は、栗の名栗の濡れ縁で、框はなく小口が見えている
その沓脱石は、賀茂川の真黒石はかなり大きく立派で、少しつやがある。

東の10帖の広間から、あるいは、茶室の円窓からの庭の眺め・軒の眺めは、絶景で、
對龍山荘(たいりゅうさんそう)のそれを思わせるつくりとなっている。

邸宅の東側の高瀬川は、明治の頃は
電車もなく船が、大阪からの交通の便となっていた。
その川を利用し庭に引き入れているのがとても貴重で、
その当時の風情面影、が、忍ばれる




廣誠院の近隣の西には長州藩の藩邸を示す桂小五郎像や、東側に料理旅館幾松(有形文化財)。
廣誠院の南東には、廣誠院側に象山先生遭難之碑(佐久間象山)、
隣家側に 大村益次郎御遭難之碑の遭難の石碑がある。



コンパクトな中に紹介しきれないほど、いろいろな意匠のほどこされた見ごたえのある貴重な庭園である。


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旧広瀬家別邸庭園ひろせけべっていていえんヒロセケベッテイテイエン日本庭園 ■京都 京町家改修用語集 用語、専門語の解説、説明
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