ちゃいます ちゃう ちゃうちゃう ちゃいますわ ちゃうわ のように変化する
「
ちゃいます 」とは「違います(間違っています)」「ないです」のこと。
使用例)
標準語
A「この計算はあっていますか?」
B「あっています」
A「こっちのむずかしい問題は 間違っていませんでしょうか?」
B「あっています・・・いや 違う 違う。」
↓↓↓
京ことば
A「この計算は
おおてます か?」
B「
おおてます 」
A「こっちの難しい問題は
ちゃいますやろか?」
B「
おおてます ・・・いや
ちゃう ちゃう」
使用例2)
標準語
今日は雨降らないかな?
降るのでは ないですか?
↓↓↓
京ことば
「今日は雨降ら
へん かな?」
「降る
ん ちゃいます か?」
使用例3)
標準語
「堀川ごぼうは、どうして、ごぼう なのに、こんなに太いの?」
「7センチぐらいありますでしょ」
「聚楽第の土が、肥えてたのでは、ないですか。」
↓↓↓
京ことば
「堀川ごぼうは、なんで、
ごんぼ やのに、こんなに太いの?」
「7センチぐらいありますやろ。」
「聚楽第の土が肥えてた
ん ちゃいますか。」
使用例4)
標準語
「昨日 けちの あの人が つくった 御惣菜
全部 まずかった ので 少し 笑いが込み上げてきた 」
「調味料 けちったのでは、 ないです か」
↓↓↓
京ことば
「
きんの しぶちんの あの人が つくった
おばんざい 全部
あじない さかいに ちょっと わらけた」
「調味料 けちった
ん ちゃいます か。」
使用例 5)
標準語
「雨降って きたので、そこのエルメスの傘 かしてあげるから、 持っていってね。」
「そんな 偽物の傘 盗んだのでは、ないでしょうか。そのようなものれは、いりません。」
――しばらくして――
「あれ・・・雨が強くなってきました。」
「びしょ濡れになってきてしまった。」
↓↓↓
京ことば
「雨降って
きはった さかいに、このエルメスの傘 かしてあげるし、 持っていきーな」
「そんな
ぱっちもんの傘
ぱちったん
ちゃうん 。 そんなん
いらん わ」
――しばらくして――
「あれ・・・雨が、
ぎょーさん降ってきはった。」
「
どぼどぼ になって
しもた。」
今でも かなり使用頻度は 高い
変換京都弁tyaimasu
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京都 京町家改修用語集 用語、専門語の解説、説明
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