筆返し とは、
床の間 の
床脇の
違い棚 などの上の棚板の先端に付く波のような形の縁の木をいう
棚の上の小さいものが、下に落ちるのを防ぐもので
、壁面側より先に、蟻桟などで、はめてから、
棚を壁に埋め込む
断面形状などにより、下記の種類がある
一重雲形
都鳥形
角波形
はと胸形
若葉形
唐波形
立波形
返し波形
波返し形
鷲頭形
二重雲形
蕨形
蒲鉾形
などがある
棚板の1.5倍ぐらいの高さが、多い
波形などの筆返しの胸の出は、板厚の3分の2ぐらいが、ふつう
はと形などの筆返しの先端の出は、板厚分(9分)ぐらいが多い
下記の私の持っているのが、筆返しです
下から見ると蟻がありますが、これは、少し蟻が、小さいので、棚が薄かったかもしれません
また、真ん中に、とんがった部分が あるが、特殊です
名前がわかりませんが、京都の町家の筆返しには、結構多い形です
また、出も少しおおきいようです
上の写真は、鳩胸(はとむね)と呼ばれる
筆返し
上の写真も筆返しこれは、
西楼棚 の筆返し
はと胸だと少し、凸凹が、うるさいのか少しあっさりとしたもの
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画像付き 筆がえし ふで返し 筆返えし
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