さかい
さかいに さかいな さかいね などと変化する
「
さかいに」とは「なので」のこと。
「~さかい」 は、 「 ~だから」
使用例1)
標準語
「樋が、だめなので雨がたくさん漏ります。」
↓↓↓
京ことば
「
とゆが、
あかへん さかいに、雨が
ぎょーさん漏る
おす 。」
使用例2)
標準語
「おもちゃ きちんと 片づけてくださいね」
「はい そうはいっても おおいので これは簡単ではありませんよ!」
↓↓↓
京ことば
「おもちゃ
ちゃんと なおしといてや」
「はい
そやかて ぎょーさんある
さかいに こら
ちょろこ おへん な!」
使用例3)
標準語
「昨日 けちの あの人が つくった 御惣菜 全部 まずかった ので
少し 笑いが込み上げてきた 」
「調味料 けちったのでは、 ないです か」
↓↓↓
京ことば
「
きんの しぶちんの あの人が つくった
おばんざい 全部
あじない さかいに
ちょっと わらけた」
「調味料 けちった
ん ちゃいます か。」
使用例4)
標準語
「きのう 学校から 帰ろうとしたら あいにく 夕立にあった」
「今日は、真っ先に 帰ったので、
夕立は 降りましたが どうもありませんでした。
ぎりぎり 夕立に 合いませんでした。」
↓↓↓
京ことば
「
きんの 学校から 帰ろうとしたら
えんばんと よだち に おおた」
「今日は、
いちはなだって 帰った
さかいに
よだちは 降りましたが
だいじおへん どした
かにここ よだち に合わ
へん かった。」
使用例5)
標準語
「夜
おなかすいたら、申し訳ないけど 仕方がないので、
すこし、つくってから ひがたってる けど、
大丈夫なので、空腹をしのぐ ため この水無瀬でも食べ てください」
↓↓↓
京ことば
「
よさり
おなかすいたら、
きずつないけど、
しょうがおへん し、
すこし、
ひませ してるけど、
どうもおへん さかいに 、
むしゃない し この水無瀬でも 食べ
とくれやす 」
使用例 6)
標準語
「雨降って きたので、そこのエルメスの傘 かしてあげるから、 持っていってね。」
「そんな 偽物の傘 盗んだんでは、ないでしょうか。そのようなものれは、いりません。」
――しばらくして――
「あれ・・・雨が強くなってきました。」
「びしょ濡れになってきてしまった。」
↓↓↓
京ことば
「雨降って
きはった さかいに、このエルメスの傘 かしてあげるし、 持っていきーな」
「そんな
ぱっちもんの傘
ぱちったん
ちゃうん 。 そんなん
いらん わ」
――しばらくして――
「あれ・・・雨が、
ぎょーさん降ってきはった。」
「
どぼどぼ になって
しもた。」
今でも かなり使用頻度は 高い
変換sakaini 京都弁
sakainisakainasakai ■
京都 京町家改修用語集 用語、専門語の解説、説明
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