花月形式とは、
江戸中期ごろから茶道を広めるためにできた茶室の形式で、
いろいろなぎょうじである七事式を行うことを考慮した形式である。
八帖の茶室に代表される。
床の間が1間で、真ん中にあり、その右側に姫床(琵琶棚 琵琶床)がある。
床を向いて左が
点前畳で、その向うは壁または衝立で、囲まれ客畳側からよく見えるようになっている。
姫床の前の
客畳の向こうは、障子縁側となることが、一般的だ。
四畳半切の炉で、姫床の前に、お客さん(生徒)が並び座りその前の4畳半を4畳半の茶室と見立てて入り座り方などを学んだりすることができる。
お茶の作法の御稽古が、いろいろと楽しめる茶室の形式。
表千家 松風楼(1921年)や萩市松陰神社 花月楼(1776年)などに代表される。
表千家松風楼では、その茶室の周囲を、鞘の間で、囲まれている。
萩市松陰神社 花月楼では、入側で、囲われ
さらに、床との間に、上段があり 付け書院が、姫床の右にある。
いろいろとバージョンがあるが、
メインは、8帖で、
四畳半切の茶室である。
その茶室のことを、花月形式の広間(かげつけいしきのひろま)などともいう。
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京都 京町家改修用語集 用語、専門語の解説、説明
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