鑿とは、大工道具の種類の一つ
上の写真が鑿(のみ)
鑿の木の柄の端を玄能(げんのう)で、叩いたり
木に穴をあけたり 割ったり 削ったりする道具
玄能で、叩く鑿を叩鑿(たたきのみ)という
上の写真がそれ
木造の軸組み工法で、手刻み(
プレカットでない工法)の場合は、
枘をあけたり、
仕口 、
継手 を作るためには、欠かせない道具であり
鋸や
鉋が、入らないところを、加工するための道具
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
部分にも名称がある
部分名称は、
柄 木の部分が柄(下の写真 ↓ の指差している木の部分)
冠 柄の先端の金属の輪(下の写真 ↓ の指差している木の部分)
首 柄のすぐ向うの細い金属野部分で、細い首にみたてて首という(下の写真 ↓ の指差している木の部分)
穂 首より先を穂という
裏 穂の部分で、平らな方の部分を裏という(下の写真 ↓ の指差している部分)
口金 首と柄の間の少し広い帯の金属の部分(下の写真 ↓ の指差している部分)
込み 見えないが、柄の中に入っている角棒状もの
甲 裏の反対で、穂の部分で、膨らんでいる部分をいう(下の写真 ↓ の指差している部分)
耳 刃のとんがっている部分(下の写真 ↓ の指差している部分)
切れ刃 一番切れる先端の部分(下の写真 ↓ の指差している部分)
などがあります
また、
種類としては、大きく分けると叩き鑿と突き鑿にわけられる
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
いろいろ呼び方はあるが、ここでは、とりあえず、列記しておきます
また、のちのち 説明できたらと思います
大入鑿(おおいれのみ)
叩鑿(たたきのみ)
叩き広鑿(たたきひろのみ)
中叩き鑿(なかたたきのみ)
中薄鑿(なかうすのみ)
向う区鑿(むこうまちのみ)
二本向う区鑿(にほんむこうまちのみ)
丸鑿(まるのみ)
裏丸鑿(うらまるのみ)
甲丸鑿(こうまるのみ)
壺丸鑿(つぼまるのみ)
突鑿(つきのみ)
蟻鑿(ありのみ)
鎬鑿(しのぎのみ)
薄鑿(うすのみ)
鏝鑿(こてのみ)
鐔鑿(つばのみ)
打抜鑿(うちぬきのみ)
鎌鑿(かまのみ)
銛鑿(もりのみ)
底さらえ鑿(そこさらえのみ)
底渫い鑿(そこさらいのみ)
掻き出し鑿(かきだしのみ)
本叩き鑿(ほんたたきのみ)
中叩き鑿(なかたたきのみ)
追入れ鑿(おいいれのみ)
奴鑿
向う待鑿
刺鑿
格子鑿
などがある
画像付き
ノミ
■
京都 京町家改修用語集 用語、専門語の解説、説明
(古民家 京町家再生 木造建築伝統工法 社寺仏閣 和室造作用語集)
杉板くん☆の日記 (杉板君 杉板クン すぎいたくん スギイタクン)
木造住宅と京町家 by 京都 アラキ工務店
PR